読書について

2003年7月4日
昨日は3冊の本を読んだ。

そのなかの1冊が、びっくりするくらい面白くなかった。

『パーソナルニーズ』という本で、わかぎ ゆうという聞いたことのない作家の作品だ。

何が駄目って文章は下手だし展開は強引かつ先が読めるし、登場人物はステレオタイプなうえに、リアリティがない、という、中学生くらいが全てを想像で書いたらこうなるだろう、系の小説だった。
びっくりするくらい面白くないから、つい最後まで読んでしまった。

なぜこんな本が出版にこぎつけたのか、はなはだ疑問である。

新人作家の作品らしいが、出版社及び編集者、もっと頑張れ。
出版社は碧天舎という、聞いたことのない会社。
こんな本出してて、経営大丈夫か。

まぁここまで読んで、
おまえなんでそんな本よんでんねん、かったんちゃうんか、と思った方もいると思う。

買っていない。
図書館で借りた。

たまに、「本は買ってしか読まない」と言う自称読書家がいるが、私にはとうてい出来ない行為である。

年間200冊から300冊の本を買って読むとなると、もちろん財政的にもかなり苦しいが、なによりも部屋がえらいことになってしまう。
買った本をすぐに売り飛ばすなんて、出来ないし。

よって、私は図書館派である。
だから、あまり吟味せずに本を借り出し、上記のような駄作にあたってしまうこともたまーにある。


しかし、昨日読んだほかの2冊はいい本だった。
『西の善き魔女』という和製ファンタジーと、
土屋賢二さんの『哲学者かく笑えり』。

土屋賢二さんは東大卒のお茶大教授の哲学者だ。
でも哲学書ではなく、ユーモアエッセイをたくさん書かれている。
けっこう笑えるので、知的な笑いを求める人に、けっこうオススメ。

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