北海道十勝より〜

2003年7月14日
や、べつに十勝にいったわけではありません。
1ヶ月前はバスで通りかかりましたけどね。

十勝牛乳を売ってたのです。

「北海道十勝より、産地直送の牛乳はいかがですか〜?」
「乳脂肪分3.6%ですからコクと甘味があっておいしいですよ〜」
「毎日のカルシウムの補給に、北海道十勝の牛乳はいかがでしょうかー」

試飲販売ってやつですね。

家から1時間ちょっとの、大阪のとある駅のちかくの民事再生中のスーパーでやってきました。

楽しかったっす。

「牛乳いかがですかー?」
つっても飲んでくれない人はいっぱいいるんですが。

でも飲んでもらえるだけで嬉しいし、子どもとかなんつーんっすか?牛乳ヒゲ?つくって、おいしそーに飲んでくれると、嬉しいっす。

「おいしいっ」って買ってくれる人もいるしね。



でもそれより何より、
「いかがですかー?」って笑顔で牛乳を勧める人になりきるのが楽しかった。

スーパーの中で台車おしつつ進む自分が楽しかった。

試飲断られても、<断られてるかわいそうな人>というレッテルが楽しかった。

よーするに、ド短期だからなんでも楽しい、ってことですね。

あれが一生の仕事だったら、絶対やってけない。



それにしても、自分は小心者だな、って気付いたね。

勧めて飲んでもらうことはできるけど、
「一本いかがですか?」がなかなかいえない。
他の牛乳ではなくぜひこれを!と言えない。
商売の才能がないんですな。

まぁよか。
就職しても、そんな何かを買ってもらうようなことはないし。
せいぜい自由席より指定席を勧めるくらいのもんだ。



しかしね、人間ひとりでさみしく売り子なんてやってると、ちょっとのやさしさにほろっとなりますね。

つーかぶっちゃけ、一目ぼれしました。

どこのだれかもわからんけど。

牛乳飲んでくれて、私のしどろもどろな説明きいてるとき、目がすっげー優しかった。

いや、目で笑われてたんですけどさ。

でもすっげーいーかんじ。

もちろん買ってくれたし。

かなりホレた。

そのあとも、思いだしてほわっとなるくらい。

あのひと会社にいないかな〜。
彼氏捨てて、大恋愛をしたい、マジで。

とか彼氏に言ったら、怒られましたけど。
いや、でもマジです。

**

まぁ、そんなこんなで。
この二日間で思ったのは、試食試飲・ティッシュ配りとかの人に優しくできる人って、人間としていちばん付き合いやすい人だということです。

これからは、絶対勧められたら飲む。
可能な限り買う。

みなさんも、お願いします。

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